【概要】
今年の春節(旧正月)、中国人観光客の行き先が劇的に変化しています。高市総理の台湾有事発言や中韓の政治的雪解けを背景に、日本への渡航を自粛し韓国へ流れる「日本離れ」が加速。前年比44%増となった韓国現地の様子と、中国人のリアルな本音をまとめました。
「日本離れ」が加速。中国人が向かう先は「韓国」
2026年の春節(旧正月)を迎え、中国人観光客の動向に大きな異変が起きています。
これまで人気の旅行先だった日本を避け、隣国の韓国へ向かう動きが加速しています。背景にあるのは、高市早苗総理による「台湾有事」に関する発言を受けての渡航自粛ムードと、急速に進む中韓関係の改善です。
衝撃データ:韓国は44%増、日本はトップ10圏外へ
その変化は数字に如実に表れています。
- 韓国への中国人観光客:前年比で44%増加の見通し
- 人気旅行先ランキング:中国大手旅行サイトでソウルが1位を獲得
- 日本の順位:かつての上位常連から一転、トップ10圏外へ転落
韓国の仁川港には2,000人以上を乗せた巨大クルーズ船が入港し、駐車場には50台もの大型バスが隙間なく並ぶなど、かつての「爆買い」を彷彿とさせる賑わいを見せています。
「日本に行くのは都合が悪い」中国人の本音
現地での取材に対し、中国人観光客からは複雑な本音が聞かれました。
「今は中国人が日本に行くのは都合が悪いので、韓国に来たのです」
「私たちにとっては、まず国の考えに従うことが優先で、そのうえで個人の選択に従うと思います」
個人の楽しみよりも「国の方針」や「政治的空気」を優先せざるを得ない現状が浮き彫りになっています。
李在明大統領の訪中が後押し
この「韓国シフト」を決定づけたのが、先月行われた韓国・李在明(イ・ジェミョン)大統領による国賓としての中国訪問です。
この「政治的雪解け」により、団体客のノービザ渡航などが解禁され、観光面でも実利を得る形となりました。
韓国の受け入れ態勢は万全
ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)では、中国の決済アプリ「アリペイ」ののぼりが至る所に掲げられています。
- 「とても美しくて清潔」
- 「ガールズグループも大好き」
- 「アリペイが使えると買い物が非常に楽」
政治的な理由だけでなく、K-POP人気や決済インフラの利便性も、若年層を中心とした韓国人気の要因となっているようです。
まとめ
「実利と友好」を手にする韓国と、観光客が激減する沖縄などの日本観光地。外交関係の冷え込みが、経済という形で明確な差となって表れた春節となりました。



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